ぱてとふ

とりあえず何か書いていきます。

現金書留の出し方とかについて調べてみた

インターネットバンキングや、各種決済方法が発達した現代においては、滅多に使うことがないと思われる現金書留郵便ですが、先日、ものすごく久しぶりに利用する機会がありました。

この現金書留って、ちょっと特殊で、郵便局所定の封筒に入れて出さなきゃいけないんですよね。どういう根拠なんでしょうか?他にも色々気になったので、調べてみました。

そんなお話しです。

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1.郵便物の取扱いの根拠

 そもそも郵便物の取扱いの根拠ってなんなのさ!ということで調べてみたところ、郵便法という法律が根拠になるようです。

 全部で92条の条文からなる法律で、「何人も郵便の利用について差別されることがない」という何だか高尚な条文もありました。法律の中身を見ていくと、「郵便約款」っていうものも出てきます。

 どうやら詳細については、この郵便約款ってもので決まっているようです。

 

2.約款って何?

 企業などが不特定多数の人との契約を定型的に処理するために事前に定めておく契約条項のことを約款と言います。

 消費者が中を見て内容を理解しているかどうかに関わらず、約款がある場合には、それがルールになります。

 ということで、約款と郵便法という法律が郵便物の取扱いの根拠のようです。こいつらの中の現金書留に関する部分を見れば色々分かりそうです。

 

3.現金は普通郵便やレターパックで送っちゃダメ!

  現金や貴金属なんかを送る際には、必ず書留で送らなければいけないと規定されていました。(郵便法)そして、現金は、適当に包装して、郵便局所定の封筒で送らなければいけないと定められていました。(約款)

第十七条(現金及び貴重品の差出し方) 現金又は郵便約款の定める貴金属、宝石その他の貴重品を郵便物として差し出すときは、書留(第四十五条第四項の規定によるものを除く。)の郵便物としなければならない。

   ↑郵便法

 

(現金を内容とする一般書留郵便物の包装方法)
第111条 現金を内容とする一般書留郵便物(以下「現金書留郵便物」といいます。)を差し出すときは、適当に包装し、当社が指定した現金封筒に納めていただきます。

   ↑約款

 

約款の方が口調が丁寧ですね。

 

4.普通郵便やレターパックで現金を送った場合の罰則は?

 直接的な罰則については見当たりませんでしたが、郵便料金をごまかしたと判断されてしまった場合には、30万円以下の罰金になるそうです。

 でもレターパックって510円だよね?結構いい値段だから、現金書留より高くなることがあるんじゃない?その場合、料金ごまかしたことにはならないんじゃない?

 とか考えてみましたが、現金書留の最低料金は512円になるようなので、いずれにせよ、郵便料金をごまかした感じになってしまいますね。

 

5.現金書留の出し方

① まずは郵便局の窓口で封筒を買おう

こんな感じの封筒です。 

↓表面

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↓裏面

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裏面には説明が書いてあるので、良く読んでおいた方が良いと思います。

封筒は二重になっていて、割と分厚い感じです。


② 宛名を書いて、現金を入れよう

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表面に宛名と差出人を書きます。

封筒は、二重になっているので、白い部分に沿って内側の封筒に現金を入れます。
 

③ 封をしよう

これがちょっと分かりにくいんですよね。

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ふたが三つに分かれています。

まずは、上の画像のように、下ふたを外側に折ります。その上で、中ふた(白いやつです。)を糊付けします。中ふたを糊付けしたら、今度は下ふたを、糊付けした中ふたに貼り付けます。

最後は、↓のように上ふたを糊付けして完成です。

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後は、上ふたを閉じた部分にある丸い部分3か所に、印鑑を押すか、サインをすれば、封筒の方の準備は完了です。

 

④ 郵便物の差出票を書こう

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差出票というのは、こういうやつです。

郵便局に普通においてあります。ご依頼主欄に自分の住所と名前を書いて、お届け先のお名前の部分に、相手の名前を書きましょう。

※ 差出票を書かなくても、封筒表面の情報を読み込んでレシートにプリントしてもらえるようですが、多分書いて持って行った方が早く処理してもらえます。

 

⑤ もう一度窓口にいこう

 封を綴じた現金書留の封筒と、差出票をもって、郵便の窓口に行きましょう。

すると、賠償額を聞かれるので中身の金額を伝えましょう。

 最高賠償額は50万円とのことなので、送るのは50万円までにしておいた方が無難でしょう。ちなみに、賠償額を伝えないと1万円が上限になります。

 郵便料金については最低512円、賠償額を50万円にした場合には、1400円以上かかるようです。

 1400円も払うんだったら銀行で振り込んじゃったほうがいいですね。

 

⑥ 領収書と差出票(受領証)の控えをもらおう

 現金書留で郵便を送った証拠になるので、相手に届くまでは大切に保管しましょう。

 

6.【注意】現金書留は、送った金額の証拠にはならない!!

現金書留って、送った金額を証明してくれるものではありません

窓口で申し出る金額については、あくまで賠償額についての申し出にすぎないそうです。伝えた額を送ったことを証明してくれるのではなく、万が一、現金書留郵便が届かなかった場合には、伝えた額を上限に、損害を賠償してくれるだけです。

そのため、現金を封筒に入れる際に、郵便局の人は金額をチェックしたりはしません。 

とすると。。。

現金書留を受け取った相手が、金額が違うとか言い出すと、何も証拠がないので、困ってしまいますね。現金を封筒に詰めているところをムービーで撮影しておくとか、何か考えないと、知らない人に送るには少し怖い気がします。

 

現金書留を使ってお金を送る場合、ちゃんと信頼関係のある人だけにしておいた方が無難でしょう。

 

7.現金書留の出し方とかのまとめ

①現金を送る際には、必ず現金書留を利用しなければいけない

②現金書留を送る際には、お金を持って郵便局に行く

③専用の封筒が必要なので、まずは郵便の窓口で封筒を買う

④封筒を買ったら、宛名を書いて、差出人を書いて、現金を封筒に入れて、封をして、3か所にサイン

⑤窓口に持っていって、賠償額(中身の金額)を伝えて差出の手続きを取る

⑥差出票の控え(受領証)は、現金書留を送った証拠なので、相手に届くまで大切に保管

⑦現金書留は送った現金の額を証明してくれるわけではないので注意

 

やはり銀行振込みとかの方が無難な気がします。